同盟国 2014 9 7

書名 なぜ朝日新聞はかくも安倍晋三を憎むのか
著者 田母神 俊雄  飛鳥新社

 どの国においても、愛国心は美徳とされます。
しかし、日本では、そうなっていません。
 それは、日本を代表する新聞である朝日新聞が、
愛国心に対して憎悪を抱いているからです。
朝日新聞は、自虐的な精神こそ尊ぶ。
そう思うのは、私だけではないでしょう。
 さて、この本から気になるところを引用しましょう。
現代の軍備というものは、
戦闘機もイージス艦も潜水艦も、
すべてデータリンクされて繋がっている。
 このデータ通信を活用するには、暗号やGPSが必要だ。
とはいえ、暗号表に書かれた数字や記号を打ち込むわけではない。
 ある装置をカチャリとはめれば、
暗号が自動的にセットされる。
 しかし、装置をはめこむ自衛隊員には、その中身は一切わからない。
アメリカにしか知り得ない、ブラックボックスなのだ。
(中略)
 著者は、シンガポールのエアショーで、
イギリスの陸軍将校から、こんな話を聞いた。
 第二次湾岸戦争の折、
イギリスは、巡航ミサイル・トマホークを、
一発も撃てなかったという。
 理由は、発射直前、アメリカが、
イギリスの使用していたアメリカ製のGPSコードを変えたからだという。
 イギリスに一発でも撃たせたら、戦争終結後、
イギリスは、「分け前」を要求すると、
アメリカは考えたのだという。
 イギリスは、これに懲りて、
湾岸戦争以降、ほかのヨーロッパの国々と、
「ガリレオシステム」という独自のGPSシステムを開発した。
(引用、以上)
 アメリカにとって、イギリスは、最も重要な同盟国なのに、
有事の時に、このような問題が発生していたとは、驚きです。
 欧州が、わざわざ巨額の資金を使って、
独自のGPSシステムを開発した理由が、これでしょう。
 しかし、どんな国でも、自国の国益を追求するのが、最優先です。
だから、アメリカを非難することはできないでしょう。
 そういうわけで、同盟と言っても、
アメリカの国益にかなう時だけ同盟が機能すると考えるべきでしょう。
 そもそも、自分の国は自分で守るべきであって、
誰かに守ってもらうのでは、独立国とは言えず、保護国でしょう。
 もうアメリカは、世界に民主主義を広めるという理想は捨てています。
ましてや、冷戦時代、自由主義陣営の旗手だったということは忘れています。
アメリカは、自国の利益のみ考える国家になっています。
そういうわけで、アメリカは、地域大国になったと言えるでしょう。
 日本人が考えているアメリカは、「かつてのアメリカ」であって、
「今のアメリカ」ではありません。
 サッチャーは、自由のために戦った「最後の政治家」と言えるでしょう。
英国史だけでなく、世界史にも残る政治家となるでしょう。
 常に自由主義陣営の先陣に立って戦い続けてきた政治家。
それが、サッチャーを象徴する言葉でしょう。

エリア Elijah 2004 3 2
 古代イスラエル王国では、
エリアは、何を警告していたのでしょうか。
それは、現代風に言えば、拝金主義や御利益信仰を警告していたのです。
 多くの人が、創造主から離れていき、
「バアル信仰」(バール信仰)に流れていったのです。




































































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